エルピーペイ合同会社

BLOG

制作の裏側や、ITをもっと身近にするヒントを発信しています。

WordPressの光と影。2026年に選ぶべき「本当に安全なサイト制作」

「とりあえずWordPressで作っとけばいいだろう」——この発想は、もう時代遅れかもしれません。

2026年現在、Web制作の現場では「何で作るか」より「何で守るか」が最大の関心事になっています。AIを使った自動攻撃が日常化し、数時間ごとに新しい脆弱性が発見されるこの世界で、「便利さ」と「安全性」の天秤は大きく傾いています。

2026年、WordPressを取り巻く「新しいリスク」の正体

かつてWordPressの弱点は「人為的なミス」でした。古いプラグインを更新し忘れたり、弱いパスワードを設定したり。しかし今、脅威の性質が変わってきています。

「ゼロデイ攻撃の自動化」がそれです。AIが24時間体制で脆弱性をスキャンし、修正パッチが公開される数時間前(ゼロデイ)を狙って攻撃を仕掛ける時代になったのです。

さらに深刻なのは、「プラグインの連鎖崩壊」です。一見無関係に見える2つのプラグインの組み合わせが、思わぬセキュリティホールを生み出すケースが2025年以降、急増しています。

なぜ「動的CMS」は狙われやすいのか

  • データベースへの接続: SQLインジェクションのリスクが絶えず存在する
  • PHPの実行: リクエストごとにサーバー側でコードを実行するため、意図しない動作を引き起こせる
  • 管理画面の存在: /wp-admin が常に外部に開放されているため、攻撃の的になる
静的サイトと動的サイトのセキュリティ比較図
図1:攻撃対象の表面積:動的CMS vs 静的サイト
出典:WordPress Security Report 2024 / State of Web Security 2025

エルピーペイの「安全性」を重視した2つのアプローチ

A. 完全静的構築プラン(WordPress不使用)

公開サーバーに配置されるのはHTML/CSS/JSファイルのみで、セキュリティリスクを原理的に排除します。SSG(Next.js/Astro等)を用いることで、管理の楽さと安全性を両立します。

B. WordPressカスタムプラン

特定の機能が必要な場合のみ選択します。ただし、セキュリティアップデートや保守管理はお客様の責任となります。

「安全」は機能ではなく設計思想である

2026年のWeb制作で最も危険なのは、「とりあえくWordPressにしておけば何とかなる」という安易な発想です。「本当に安全なサイトが欲しい」なら、まずは「静的サイト」を真剣に検討してみてください。